レクサス「LM」やビュイック「GL8」をライバルにするとか正気か?!中国専売モデル・フォルクスワーゲン新型ミニバン「ヴィロラン」がデビュー!
~いかにも中国人が好きそうなロングホイールベース仕様のミニバンを発表~
先日より開催中の中国・広州オートショー2019にて、フォルクスワーゲンの新型ミニバン「ヴィロラン(Volkswagen Viloran)」が世界初公開されました。
このモデルは、フォルクスワーゲングループと中国企業SAICによって共同開発された中国専売となる高級志向のモデルということで、これまでラインナップできなかったラージサイズミニバンという立ち位置から、レクサス新型「LM」やビュイック「GL8」、トヨタ「アルファード」が競合モデルになるとのこと(ちょっと無理があるような気もしますが…)。
~意外にもボディサイズは大柄で快適性も高そうだ~
スタイリング的には、明らかにホンダ「オデッセイ」に近いスポーティなミニバンにも見えますが、フォルクスワーゲングループがラインナップするMQBモジュラープラットフォームを採用し、車体サイズとしては全長5,300mm×全幅2,000mmとかなり大柄で、ホイールベースは3,180mmと中国人がかなり好むようなロングホイールベース仕様となっています(「シャラン」よりも500mm長い)。
外観については、LEDフロントヘッドライトやクロームメッキグリルを標準装備することで、「トゥアレグ」を想起させるようなフロントフェイスを持ちます。
リヤデザインはこんな感じ。
クロームストリップパーツにより、直結式のようなLEDテールランプが採用され、ダミーに寄せたかのようなリヤエキゾーストも装備されていますね。
~キャプテンシート採用でラグジュアリー性を強化!~
インテリアレイアウトとしては、2+2+3という3列7人乗りレイアウトとなりますが、2列目はラグジュアリーなリクライニング式のキャプテンシートを設定することで、充実且つ高いレベルの快適性と足元のスペースを確保しています。
その他にも、パノラマルーフやアラウンドビューカメラ、アダプティブクルーズコントロール、交通渋滞アシスタント等も備えているため、操作性等も大きく向上しているとのこと。
~パワートレインは安定の直4ターボを搭載へ~
パワートレインについては、排気量2.0L EA888シリーズ直列4気筒ターボエンジン(TSI)を搭載し、最高出力220ps/最大トルク350Nmを発揮。
トランスミッションは7速DSGデュアルクラッチに前輪駆動(FF)が標準装備となっていますが、オプションにて四輪駆動(AWD)もラインナップしているそうです。
なお、このモデルは2020年前半に中国市場のみにて発売スタートするとのことですが、今のところ価格については明らかにされていないものの、競合視?しているレクサス「LM」やビュイック「GL8」、トヨタ「アルファード」に比べたら圧倒的にコスパに優れたモデルになるのではないかと思いますね。
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Reference:CARSCOOPS